音符の読み方 コツ1

楽譜を眺めたとき、書かれているメロディがきちんと思い浮かんできますか?
複雑なリズムが並んでると「うえ~」とやる気をなくして、聞き覚えで乗り切っちゃったりして!
しかし実は、初心者さんこそ音符をしっかり見るところから始めるのが良いと感じています。
私の生徒さんの範囲ですが、ゆっくり丁寧に音符を理解しながら練習していったほうが、数年後に自在に吹ける様になっている確立が高いからです。
焦らなくても大丈夫!
ゆっくり確実に、です。
今日はそんな音符のお話。
音符ひとつひとつには、それぞれ縦軸と横軸があると思ってください。
縦軸は、ドレミファソラシド~など音の高い低いのこと。
横軸は、1.2.3.4など数のカウント。音の長さのことです。
これどちらも大事。
「あ、音間違えたわぁ」と、縦軸は皆さんすごく気にするのですが、横軸のことは違っててもぜーんぜん気にしないことが多いのです。
横軸、かわいそう!
カウントが出来ていないと、誰かと一緒に(カラオケ伴奏の場合でも)演奏するときに上手くいきません。サクソフォンは一人で無伴奏で演奏することはあまりないので、初心者さんのうちから準備しておく事が大切です。
とは言うものの、
「2つの事を同時に考えることが出来ない」
これもよく聞く!
そんな時は一旦ばらしましょう。
まず考えることは横軸、つまりカウント(拍数)のことだけ。
「ルールー」なり「トートー」なり、音符の長さを声に出してみて下さい。
この時は、ドレミファソを気にしない。
注意:理由は追々説明しますが、「ターター」「ラーラー」はおすすめしません。
クリアしてから、縦軸のことを同時に。
「ドーミー」とか「ソーファー」とか、ドレミ(階名といいます)で声に出します。
最後にやっと、サクソフォンを持って音を出します。
この3ステップを繰り返すのがとても良いトレーニングになります!
でも、これであってるんだろうか・・?
と不安になったら必ず先生にチェックしてもらって下さい。
間違えたまま脳に叩き込んでしまったらエライ事です。
きっと先生も、同じ事を何度も聞かれたとしてもお付き合いしてくれるはず(笑)
はじめが肝心なのは楽器習得も同じです。